父島~母島航路 新造船のお知らせ

世界自然遺産にふさわしい船を目指して…

平成27年3月27日
伊豆諸島開発株式会社

小笠原父島~母島航路を運営する伊豆諸島開発株式会社(本社:東京都港区)は、平成28年7月の就航に向け、大型化・高速化・快適性の向上・バリアフリーの充実をコンセプトとした新造船の建造に着手します。

新造船の概要

  1. 船舶の種類 貨客船
  2. 就航時期 平成28年7月
  3. 造船所 株式会社渡辺造船所(長崎市)
  4. 就航航路 小笠原父島~母島(距離約60km)

現ははじま丸との比較

項目 新造船 現ははじま丸(平成3年竣工)
総トン数 499トン 490トン
全長 65.2メートル 56.65メートル
型幅 12.0メートル 9.0メートル
満載喫水 3.4メートル 3.4メートル
主機出力 2,200馬力×2基 3,000馬力×1基
航海速力 16.5ノット 14.5ノット
航海時間 2時間 2時間10分
旅客定員 200名 168名

新造船の特徴

  • 世界自然遺産登録後の旅客数増加に対応すべく、旅客定員を増やします。(大型化)
  • 2基2軸の推進装置導入による操船性の向上で離着岸作業の時間が短縮され、片道2時間が可能となります。(高速化)
  • 和室席の1人当たり面積が現行の2.4倍に拡大され、ゆったりとした船旅が実現します。(快適性)
  • ハンディキャップルーム、授乳室、多目的室、客席モバイル電源、乗船客が自由に使える冷蔵庫、荷物置きスペース等を新たに設置することで多様なニーズへ対応します。(快適性)
  • 「ホエールライナー」の異名を持つ定期船として、従来の設備に加えて新たにサンデッキ、ブリッジ前方下の 回廊など、ホエールウォッチングやバードウォッチングを愉しむための設備拡充をはかります。(快適性)
  • スロープ式タラップの導入により、車いすの乗降、大型旅行かばんを持っての乗降が容易になります。
  • 和室席、リクライニング椅子席など客席を1フロアに集約し、バリアフリーの充実を図ります。

建造スケジュール(予定)

起工 平成27年9月
進水 平成28年3月
竣工 平成28年6月

本リリースに関するお問い合わせ

伊豆諸島開発株式会社
〒108-0022 東京都港区海岸三丁目6番地43号 電話:03-3455-3090